中学・高校時代の同級生の娘と我娘

岐阜県瑞浪市のゴルフ場
2006年7月にあった嘘のような奇跡の話です。
高校の同窓会のゴルフコンペが岐阜県瑞浪(みずなみ)市のゴルフ場で開催されました。朝早く起きて車で3時間ほどかけて京都から参加しました。
幹事が気を利かせたのか偶然なのか中学・高校時代の親友李○○と同じ組になりました。昔話に花を咲かせながら楽しいゴルフです。
親友が名古屋弁で話します。
「うちの娘はよう、韓国の大学に行っとるんだわ。」
「あーっそうか、うちの娘も韓国の大学に行っとるぞ。どこの大学だ?」
「K大学だ」
「うちの娘もK大学だぞ、国語国文学科だ」
「うちの娘も国語国文学科だぞ」
「名前は何だ、後から娘に電話してみるわ」
昼休みに娘に電話したそうです。
「お前、京都から留学している申○○って知っとるか」
「知っとるなんてもんじゃないわ。同じ学科の同級生だし、昨日も昼ご飯一緒に食べたよ」とのこと。
我が家は、娘が小1の時に岐阜から京都に転居しました。うちの娘が“京都の子”で通っているから気付かなかったみたいです。“岐阜の子”で通っていたならとっくに気付いたはずです。でも本当にこんな奇跡のようなことがあるんですね。
うちの娘は小中高と民族教育を受けた後、日本の美術系短大を経てK大学校・文科大学・国語国文学科の2年に編入して、本人曰く「死ぬほど勉強して卒業した」そうです。
親友の娘李○○さんは、高校まで日本の学校に通ったものの、民団の韓国語教室で一生懸命母国語を勉強したそうです。大学卒業後も韓国に残って就職し、縁あって現地の男性と結婚して、現在は日本のメガバンクM銀行ソウル支店で働いている才女です。